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ほくろ・シミ取り完全ガイド|最新レーザー・IPL・切除までの選び方

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「ほくろ除去」「シミ取り」は、使う機器や方法で効果もダウンタイムも大きく変わります。この記事では、炭酸ガスレーザーや切除といった定番から、ピコレーザー(730nm/755nm)最新IPL(ルメッカ/ステラM22)など近年導入が進む施術までをまとめ、適応と注意点を整理します。

目次

まず押さえる:ほくろとシミの違い

一般に「ほくろ」は母斑細胞が関わる良性腫瘍で、盛り上がりや深さがあると切除やCO2レーザーが選択肢になります。一方「シミ(日光黒子・そばかす・肝斑など)」はメラニン沈着が主で、ピコレーザー/トーニング、IPL、外用・内服を組み合わせます。肝斑は遮光が最重要で、トラネキサム酸などの薬物療法+低出力レーザーやIPLが使われます(高出力Qスイッチは悪化リスクあり)。 :contentReference[oaicite:0]{index=0}

シミ取りの「いま」:レーザー&IPLの最新事情

ピコレーザー(ピコウェイ:532/730/1064nm)

極短パルスでメラニンを粉砕。特に730nmは「薄いシミやアジア人でPIHが出やすい肌」に適応が広がったと紹介されており、532/1064で難しかった領域へもアプローチ可能とされています(トーニング/フラクショナルも可)。 :contentReference[oaicite:1]{index=1}

ピコシュア・プロ(755nm)

アメリカFDA承認の755nmピコ秒レーザーの上位機種。色素性病変や美肌領域に対して、国内(厚労省)と米国FDAの承認に基づく幅広い適応が案内されています。スポット(シミ狙い)とトーニング(低出力で全顔)を使い分けます。 :contentReference[oaicite:2]{index=2}

最新IPL:ルメッカ / ステラM22

フォト系は広帯域の光で「色ムラ全般」をまとめて整えられるのが強み。ルメッカは500〜600nm帯の出力を高め、従来IPLより少ない回数での反応をうたう資料が目立ちます。ステラM22はM22の新世代で、複数悩みを同時にケアできる設計が訴求されています。 :contentReference[oaicite:3]{index=3}

肝斑・薄いくすみ向け:レーザートーニング

低出力のYAG系で複数回積み上げる治療。ガイドライン上も「高出力Qスイッチで肝斑悪化し得るため低出力/他治療と併用」が示され、臨床ではトラネキサム酸等と併用されます。 :contentReference[oaicite:4]{index=4}

ほくろ除去の「いま」:CO2レーザーと切除の使い分け

炭酸ガスレーザー(CO2)

水に吸収される波長で組織を蒸散。出血が少なく、メスを使わず除去できるのがメリット。近年はスキャナー付きなどで熱影響を最小化し、従来より傷跡を抑える設計の機器も普及。小型~中型・浅めのほくろに向きます。 :contentReference[oaicite:5]{index=5}

切除縫合(パンチ/紡錘形切除)

大きい・深い・再発しやすい・組織診が必要と判断されるほくろは切除縫合が基本。露出部か否か・サイズで費用や術式が変わり、術後は瘢痕の管理が重要です。 :contentReference[oaicite:6]{index=6}

CO2レーザーのリスクと経過

赤みや一時的な凹み、体質により肥厚性瘢痕・ケロイドの可能性。最終的な仕上がりはサイズ・深さ・体質で差があります。 :contentReference[oaicite:7]{index=7}

目的別の選び方(ざっくり)

  • 点在する薄いシミ・色ムラ:ピコウェイ730nmのトーニング/フラクショナル、ピコシュア・プロの全顔、ルメッカやステラM22のIPL(全体トーンを底上げ)。 :contentReference[oaicite:8]{index=8}
  • はっきり濃いシミ(スポット狙い):ピコスポット(532/755/1064nmを部位で使い分け)。 :contentReference[oaicite:9]{index=9}
  • 肝斑主体:遮光+トラネキサム酸の併用をベースに、低出力レーザートーニングやIPLを複数回。 :contentReference[oaicite:10]{index=10}
  • 小さめ・浅めのほくろ:CO2レーザー(スキャナー機で熱影響を抑える設計も)。 :contentReference[oaicite:11]{index=11}
  • 大きい/深い/盛り上がったほくろ:切除縫合(病理検査を含むことも)。 :contentReference[oaicite:12]{index=12}

回数・ダウンタイムの目安

  • ピコスポット:シミは1回で反応→一時的な赤み・かさぶた・色素沈着(PIH)対策必須。機種と出力で経過は変動。 :contentReference[oaicite:13]{index=13}
  • トーニング:2〜4週おきに5〜10回程度でトーンを均一化。低出力のため積み上げ型。 :contentReference[oaicite:14]{index=14}
  • IPL(ルメッカ/ステラM22):1〜3回で反応実感という説明がみられるものの、一般には複数回推奨。ダウンタイムは軽微。 :contentReference[oaicite:15]{index=15}
  • CO2レーザー(ほくろ):赤みが数日〜、色素沈着は数週間〜数ヶ月かけて改善。 :contentReference[oaicite:16]{index=16}

費用感の例(相場イメージ)

  • ほくろCO2レーザー:1mmあたり数千円〜(院により幅あり)。 :contentReference[oaicite:17]{index=17}
  • 切除縫合:大きさ・部位で異なるが保険適用の目安例あり(3割負担で数千円〜)。 :contentReference[oaicite:18]{index=18}
  • シミ取りレーザー/全顔ピコ・IPL:機種・範囲で大きく変動(1部位数千円〜、全顔数万円のレンジ)。参考比較記事でも幅が示されています。 :contentReference[oaicite:19]{index=19}

失敗・再発を避けるコツ

  • 診断が最優先:肝斑混在やADM(真皮メラノサイトーシス)は照射条件を誤ると悪化。ガイドラインの方針(遮光・薬物+低出力レーザー/IPL)に沿う。 :contentReference[oaicite:20]{index=20}
  • 機器と波長の適合:薄いシミ・色ムラには730/755nmや最新IPL、濃いスポットにはスポット照射、全顔はトーニング/フォトなど使い分け。 :contentReference[oaicite:21]{index=21}
  • 術後ケア:紫外線対策・保湿・摩擦回避。色素沈着期は美白外用・内服の併用を検討。 :contentReference[oaicite:22]{index=22}

まとめ

点で濃いシミはピコのスポット、面で薄い色ムラは730/755nmの全顔設定やIPL、肝斑なら遮光+トラネキサム酸+低出力が基本。ほくろはCO2レーザー切除縫合をサイズ・深さで使い分けます。最近はピコウェイの730nmピコシュア・プロルメッカ/ステラM22といった新世代デバイスが選択肢を広げています。適応を見極めて賢く選べば、ダウンタイムと仕上がりのバランスを最適化できます。

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